- 李白 蔵元日記 - 酒造り 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します
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さ!仕込み!仕込み!

昨日安全醸造祈願祭が終わりました。
われわれは「お祓い」と言っています。



松江はここのところお天気が大変よく、気持ちの良い
(いや、汗ばむような)天気が続いておりましたが、
昨日は久々の雨。
酒仙蔵から見る景色はなんだか少し幻想的にも見えます。



神社から宮司さんに来て頂き、蔵の神様に向かって祝詞をあげてもらいます。



蔵の中に響く太鼓、笛の音、祝詞をあげる声は何とも厳か。
道具や部屋もお祓いしてもらい、



最後に皆で 酒、塩、水、をふり、



滞りなく、めでたく終了。




おしてお神酒をいただく。
ぐびっと岩成さんがいただくと…



がまんできなくなった佐藤君が「おれもっ!」と飛び込んできて、



おれも!おれも!と、皆が集る。
宮司さんも「あー、もう好きにしてくれ」と酒盛りが始まった。



…というふうに見える写真ですが、
ちゃんと皆でお神酒を注ぎあい、塩でお浄めし、
本番の仕込みの準備をしっかりとしたのでした。


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私出張でしばらく留守をしていたので、
出張出る前に記事を書いてアップの予約(日にちと時間指定すれば指定通りの時間にアップできる機能)をしていたのですが、
なんと、出張から帰ってきたらアップできていませんでした。
がびーん

というわけで、少し前に撮った写真ですが。

精米所はただ今フル稼働中。
とはいっても、造りの時期は毎日毎日フル稼働しますので、
これから約半年は動きっぱなしでがんばってもらいます。



こういう画はなんとも活気がある感じで良いです。

米を精米機に入れる人。

 

なんとも小さな入り口ですが、地道にお米を入れていきます。

精米された後の糠を処理する人。



細かく真っ白な糠がたくさんでてきます。
画像左も同じく糠ですが、右のタンクに行くに従い白い糠がたまります。
ふっかふかの糠です。

さぁ、追って仕込がはじまります。
蔵の匂いが変わる季節がきましたよ。

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 今日は3時間ごとの天気予報で、
くもり、雨、みぞれ、雪、と晴れ以外のマークがすべてついているという
なんとも暗い天気予報でしたが…。
なんと、今松江上空は雲一つない空です。
今朝は久々に水たまりが凍っていました。

今日も蔵では朝から蒸しの湯気が上がっています。



雲に見える、そのソレが湯気です。

蔵の中では…



湯気だらけ。

甑(こしき)という道具で米を蒸します。



吹き出す湯気が何ともお肌に良さそうだと、顔を近づけてみるのですが、
顔が冷えているもんだから、結局いつも顔がベチャベチャになって終わる
という…。



何かに利用できないものかしら…。

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年明けてからしばらく失礼しておりまして・・・
今更 あけましておめでとうも変かなと思い、
何事もなかったかのようにいつも通りの記事を書こうと思います。


 

朝の蔵の様子↑

年明けより大吟醸を仕込んでおります!
(↓麹造り)



一回一回の麹造りや仕込みがお酒の出来を左右します。
手は抜けないですなぁ。

麹菌を蒸米にふり、まぜたら、布団(布)をかぶせ、ベッド(床・とこ)で
寝かします。
蓋をして、暗くして、おやすみなさい。
麹がまるで人のよう。
ですが、これら作業のひとつひとつに意味があるのです。

今年も丁寧に酒造り。がんばります!!

 

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にほんブログ村 酒ブログへ今年も安全醸造祈願が無事行われました。

毎年李白の蔵から歩いて1分くらいのところにある神社に
お願いして祝詞をあげてもらっていましたが、
宮司さんがご年配で、李白の長い階段がきついとのことで、
今年は初めて李白の蔵から徒歩7分くらいのところにあります別の神社にお願いいたしました。

いつもとは違う三段の祭壇で。
祝詞をあげてもらい、



造る人や新しい機械にシャラシャラしてもらい、



太鼓や笛、鈴の音色が蔵に響く中、
皆で拝んで、



そして、(お楽しみ?)お神酒をいただき、



そして、ここからがニューアトラクション(!?)
お酒と塩とお水をまいて歩くという。



えっと… 塩…酒… えっと… どこに…
と、ちょっとオタオタ気味。

じゃあ主要なところに…ということで、
まず、甑(こしき・米を蒸す道具)。

どこにするんですか?
ん~、この辺?



んじゃ、ここで。



あっちも、こっちも。



そうして最後にはお守りや破魔矢など色々いただき…

「もらっちゃった」って嬉しそうな社長。



こうして初めてお願いした宮司さんの元で無事安全醸造祈願は終わり、
今年もおいしいお酒を造れそうです。

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台風くるとのことで、なんだかちょっとジメッとしてどんよりな松江市です。

 

↑ これは精米所ですが、 おっと、シャッターが開いてますよ。

潜入しますと・・・。

精米機がドドン!




そして、その横、 糠がたまるタンクの前で・・・

糠の入った袋に乗って袋の上でグルグル回る人(製造部 岩成)がいる。



薄暗いこの精米所で、  今度は袋をけっている。




大丈夫? なんかあった?


お次は地面にたたきつけて・・・



岩成さん、病院行きませんか私も一緒行きますから。   


な~んて、言いたくなるこの光景ですが、日常の一コマでございます。
いや、日常的に病院行ったほうがいい方がいらっしゃるわけではなく、糠の処理作業の一つなのです。

米を精米して毎日出る大量の糠・・・。
これを処理するのも製造部の大切な仕事なのです。

糠はタンクから出され、袋に入れられます。


ぼふぼふーー!! って、すごい糠煙。
 

この精米機は米を「削る」のではなく「磨く」ことで精米しているので、糠の粒子が非常に細かく、
体につくと指紋やら毛穴やらに入ってなかなか取れません。
その上汗かくと粒子の細かい米粉パウダーが汗に溶けてものすごくべたべたする・・・。

けっこう大変なんです。

そして、糠の入った袋ははかりにかけられ・・・


重さをきっちり合わせられます。
 

そして、袋の口を縛られ、
成形!!

ドス!ドス!ドス!!!


この作業だったんですよ。

見てるととっても簡単そうなのですが、積んでも崩れないようにしっかりと形にするのは意外と
難しく・・・。 見てすぐできるものではありません。

そしてきれいに平らにしたら、積み上げて終わり。


力仕事!
お疲れ様でございました~!

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今日はとっても天気がよろしくて、気持ちがいいです。
ちょっと暑いですが…。

↑ 蔵からの眺め

さて、李白の蔵ですが・・・

シーンとしています。
仕込みまではもう少し。

仕込みに向けて今年変わったこと。
麹室の隣にあった「杜氏さん」という麹を作る機械がなくなったこと。

  ↓  ↓  ↓  ↓

この、右側の扉が「杜氏さん」と紫のロゴがついた扉のあった場所。
今は新しい扉があります。

何が入ってや?

以前の杜氏さんはこう↓


そして、杜氏さんのあったその場所の新しい扉を開けると…。
  ↓  ↓  ↓  ↓

ドドーン!
広くなってる!!
いや、麹室と杜氏さんの間の壁が突き破られたんです!!

麹室側から見ると…
以前はこんな感じ。奥のベルトコンベアで麹室に麹が運ばれていました。
 
  ↓  ↓  ↓  ↓

こう!

そして、岩成さんが往生してたその場所には
 
  ↓  ↓  ↓  ↓

何やら箱が…。

中をのぞいてみると


あぁ、あれですね。
コレ↓ が変わるわけだ。



さて、こうして新しい機械が導入されている。
わが蔵ですが、 古い道具も待機しています。
 
新しいだけがいいことではない。


古いことが悪いことではない。

 

新しかろうが古かろうが、いいところを使えばいい。
酒蔵にぴかぴかの設備なんて「夢がない」と言われるかもしれない。
でも、古き良きが残り、今の良しが混在しているココは、
私たちにとっては「夢」に満ちているのです。

変わることに不安はあるけど、
今年の造りも楽しみだ!!!  


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「 酛すり歌 」( モトスリウタ )ってご存知ですか?

歌です。

(いや、違う。)  「酛すり」ってご存知ですか?

酛すりというのは酒の素となる「酒母(酛)」 を造る時、米と麹と水を混ぜて原料をすりつぶす作業で、
昔ながらの製法です。

20121212165758603.JPG


まず原料を合わせます。

20121212165807011.JPG
      











混ぜます。
20121212165844610.JPG




混ぜます、

混ぜます。

うちの犬にやらせたら、たぶん超上手。


混ぜます。
20121212165749386.JPG









20121212165722760.JPG











ちょー嬉しそう。 →



そして・・・


それから、
すりつぶす作業。

櫂棒(カイボウ)という風呂のお湯まぜるような
棒ですりつぶしていきます。

20121212165532276.JPG





ザッ

  ザッ

ザッ









と、リズミカルに音がします。

20121112105914.jpg

酛すりしてる横でiphonかまってる
この人は?
サボタージュ中?

いんや。
音楽選択中。

この人が再生を押すと、酛すりが始まります。


つまり、こんな感じ。↓





リズミカルに息を合わせて酛すりを行うために歌っていた歌を「酛すり歌」といいます。
このメンバーは「酛すり歌」誰も知らないんです。

平均年齢 30歳のこの室内。
「 いや~、やっぱり演歌だね~。」
「 う~ん。演歌だなぁ。」
と、この会話。
私は好きです、この会社(笑)


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プロフィール
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りはく
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性別:
非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(代表:0852-26-5555)
(試飲コーナー:090-9733-8539)
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