- 李白 蔵元日記 - 忍者ブログ
島根県の地酒、李白酒造の蔵元による日記    李白のあれこれや、日本酒のあれこれを紹介します
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6月12日の話です。
ずいぶん前になってしまいました。

冷蔵設備をいよいよ建てるにあたって、地鎮祭を行いました。



蔵の敷地内に響き渡る祝詞の声は背筋をぴんとさせてくれます。



無事に着工、工事が滞りなく進みますように。
工事をお願いしているまるなか建設の社長様も。
醸造機械の取り扱いをしている西ノ宮の社長様も。
弊社社長、常務をはじめ、当日作業の都合がついた社員も。
皆で。



何故かおチビさんも。(社長の息子、しゅんちゃんです)
現場監督さんの席をいただいたようです。



地鎮祭は厳かに行われました。  えいっ えいっ えいっ



何故か拝んでいるおチビさん。 そういう空気を感じたのでしょう。



何故か手を振るおチビさん。  そういう空気を感じたのでしょう。



そして最後はお神酒タイム。 やはり李白で。



口には出しませんが、おチビさんも欲しいそうです。



各所、お浄めもしてもらい、滞りなく終了。



これから着工。
出来上がるまで楽しみです!!

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半月ほどフランスに行っておりました。
出かける前にブログの書き溜めをして出ようと思ったのに、お出かけ前にブログ管理画面にうまくアクセス出来ず、結局何もできずに出ることになってしまいました。

ぷんぷん!

さて、そういったわけですっかりご無沙汰になってしまいましたが、
こちら梅雨真っ盛りにて、紫陽花がきれいです。



梅雨も好きです。
雨が降ると全ての色が濃くなります。
水滴がついた紫陽花もすてき!

さぁ、また近々ブログもぼちぼちアップしていきますよ。




試飲コーナーのディスプレイ変えました。

やまたのおろち生が夏の限定ラベルになってますってことで、




こんな感じです!

梅雨入りもして、雨降ってくれないと困りますけど、
降りすぎも困りますし、雰囲気出しててるてる坊主さげましたよ。



それから、ちょっと涼しさの演出。



桶はいいですね、桶は。
冬は桶に徳利とお猪口でお風呂に浮かべて…
夏は桶に氷たっぷり入れてお酒もグラスも冷やして…

使えますね~。桶。
春と秋はお盆代わりに。

さ、今日もかえっておろち生飲もう~っと。




日本酒造組合中央会からこのような冊子をいただきました。

&SAKE 二十歳からの日本酒BOOK

 

ざっくり覗いてみましょう。
私なりの言葉で内容を要約させてください。

けっこう盛りだくさんです。
「日本にはすばらしい日本酒あるんだから皆で飲もうよ!」から、
「呑み方とかもあるから、知っているともっともっと楽しいよ!」というスタート。

「そして、世界で活躍するSAKE。 こんなにすごいのよ?」



に、続き、
「酒器を選ぶのも楽しみの一つ!どれにする?伝統系?色柄系?ワイングラス系?」
そして、
「どんなタイプのお酒飲もうか?」
「温度は?」
「つまみは?」
「日本酒+αしちゃう!?」

いーですねー。ワクワクしてきました。
その日着る服選ぶのと同じ感覚ですね~。
「今日はさわやか系でいきたいな♪
だから…オフホワイトのジャケットにしよう♪
気温も高いし、麻っぽい素材のこれ♪
ネクタイは…この水色にして、靴はキャメルで少し年期入ったやつ♪
あ、完璧! ん~今日も一日いい感じ♪」 



ちょっと妄想入ってしまいましたが… 同じ同じ。お酒選びも同じ。
中にはこういう吹き出しも。



温度についてのページ。
黄色い吹き出しで「お店で花冷えでお願いなんて言えたらかっこいいかも」
ってありますが、
お店に行くと…
「このお酒燗してください。」
「あつ燗ですね!」
「いや、ぬる燗がいいです。」
「わかりました!ぬるめのあつ燗で!」
という会話がなされてしまうのが現実ですから、
お店の人も知識がないとお客さんに置いて行かれてしまいますねぇ。

↓ このページも大事ですね。酒飲みには必須。
   和らぎ水。 「日本酒飲むなら水もしっかり飲め」と。



これはお客様に言われる前にお店がササッとやらなきゃですね。
たまたま入ったお店でお酒と一緒に水がドカンとでてくると、
「むむ、このお店…ニヤリ」と、嬉しくなりますねぇ。

さらに、



「原料は4つで、こうやって発酵するのよ」
「ラベルが読めると楽しむヒントがもりだくさん♪」
「純米大吟醸とか本醸造とか、知らなくてもいいけど、知ってた方がトクよ」
などと内容は続き、

私としてはこういうのが嬉しかった。
日本酒に関する日本の文化。



 

味もさることながら、こういう文化があるのが日本酒の素敵な所!

それから、 
今やなかなか人から教えてもらえない日本酒の常識。
例えば、「献杯」とはなんぞやとか、
注ぐときは盃いっぱいに注いだら迷惑されるよ、とか
逆手で注いだらちょー失礼!とか、
そういった教えてもらえそうでなかなか教えてもらえない常識が書いてあります。

こういうこと↑ 書いてある冊子ってそういえばなかったですね。

しかも雑誌のようなすごいボリュームでもないので、気楽に見られる。
二十歳からの…と書いてありますが、
ぜひ幅広い年齢層に読んでいただきたいです。

うちでも配布しますので、良かったら持って帰ってくださいね。




李白精米所です。(シャッターの上に注目)



ここには毎年ツバメがやってきて、子育てをします。

今年はなぜかいつも使われている巣は使われず、隣(シャッターの左端)に
新しく巣作りをしています。(すでに完成)



カメラ(スマホ)を持って撮影に行ったときは巣の中に主がいたのですが、
「お、いるいる♪」と思って、
アップしてピントを合わせているうちにピューーンと飛んでいってしまいました。

(たぶん不審者だと思われている。)

その後帰ってこないかしらと少し待っていたのですが、なかなか帰ってこず、
通行人に「何やってんだ」的な目で見られいたたまれなくなり、
さらにいうと私もそこまで暇ではないので
「もぅいーや。」とツバメの姿をとらえることなく自分の机に帰ってきました。

ぴょこっと巣から頭と尻尾をだしてジッとこちらを見つめている姿がかわいいんですけどね。
(警戒心まるだしの目)
産卵したら巣から離れることはないので、また撮りにいきましょうかね。






工事の話ばかりになってしまいますが…

解体もすすみ、残りこれっぽっちです。



この蔵の奥は酒仙蔵(後ろにある建物(築40年)現在仕込用の蔵)に
つながっています。



とり残された槽。↓ なんだか物悲しいです。




あとちょっとで建物はなくなりますが、
建物がなくなったらなんと言いましょうか… 
未練的な感情にもきっと諦めがつくでしょう。

だけど、忘れないよ~!




いよいよ古い建物の取り壊し。

二つの建物が解体されます。
一つは会所場といって、以前、蔵人(季節雇用の人)たちが寝泊りしていた
いわゆる宿泊施設で、現在は休憩室として利用している建物です。
そしてもう一つは以前は酒造りも行っていた蔵。
現在は酒粕の熟成をしたり、焼酎の蒸留を行ったり、二階は物置になっていたり…
という建物です。

古くからある建物を取り壊すというのはあまり気分のいいものではないですね。

手前のトタンの建物(会所場)はすっかりなくなり、蔵にとりかかっています。



梁がかっちょいいです。



古い建物を取り壊すことはやはり心が痛みますが、
私たちの使命は伝統産業の日本酒を守り、発展させていくこと。
海外出荷も多くなった今、よりよい品質を保ち、皆様のところへ
お届けすることべく、一歩前に進むことも必要。

日本の古き良き、を私たちは「日本酒」という方面から守っていきます。

にしても、悲しくなるから見たくない光景…。
ブログ用に写真撮る以外では近づかないようにしています。
見なくない~。(涙)



李白酒造改革のひとつ、冷蔵施設建設がスタートしました。
既存の建物を取り壊すため、建物の隣にあった冷蔵コンテナを移動させました。

↓写真左手の建物を取り壊します。クレーンで吊り下げられているのは移動するコンテナ。



元の配置は↓こんな感じです。  (画像は11月の寄席の時のもの。)



左手のコンテナ(下段)を右のコンテナの上に乗せる作業が行われます。

↓いよいよコンテナが吊り下げられるということで、社長も見学。



↓ 古い蔵の壁ギリギリにあるコンテナの上に乗せるべく、引き上げられます。

 

↓ これ、蔵にコツンと当たって崩れたら、どーなるんですかね…
  って聞いたら 社長「わかんない(笑)」って にっこり。

 

↓ 古い蔵の上でコンテナがぐるり180度回転。
  ひえ~~!!って、あまりのすごさに観客が増えていきます。

 

蔵の3階にも見守り隊。  回転も無事終了。



ものすごくハラハラしましたが、回転も無事終了。
ちゃんといい具合におさめていただきました。



工事第1段階終了。小さな一歩ですが、結構な作業。
これからまだまだ大変ですが、
冷蔵設備ができれば安定して品質の良いお酒をお届けできます。

つづく…


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プロフィール
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りはく
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非公開
職業:
造り酒屋
自己紹介:
島根県松江市で125年間日本酒を造っております。
銘柄は「李白」。
このブログでは「李白」で起こったあれやこれや、いろいろ紹介していきます。

島根県松江市石橋町335
(代表:0852-26-5555)
(試飲コーナー:090-9733-8539)
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